秋晴れに恵まれた10月23日(日)、おはようトラベル主催の東京旅行介助&おもてなし研修「巣鴨地蔵通り商店街と飛鳥山公園散策」が実施されました。今回は東京観光バリアフリー情報ガイド30コースの「巣鴨、王子、荒川」のコースの中から巣鴨~飛鳥山公園の旅程で実施されました。行程は巣鴨駅~江戸六地蔵・真性寺~地蔵通り商店街~とげぬき地蔵・高岩寺~庚申塚駅~飛鳥山駅~飛鳥山公園・渋沢資料館(本館・青淵文庫)~飛鳥山碑
この研修は実際に観光地を歩いて旅行サポートスキルを学ぼうというもので、おはようトラベル㈱が毎月1回実施、NPO法人ユニバーサルツーリズム総合研究所のメンバーがこの研修の講師を務めています。 研修内容は 1.安全で安心できる旅行介助技術
2.旅の楽しみを膨らませるガイドや演出方法
3.事前準備と臨機応変な対応でスマートな案内
今回の研修では机上の研修では習得しきれない、より実践的なスキルアップを目指し、渋沢栄一の故郷、埼玉県深谷市から上京した車いす利用の二組の高齢ご夫婦を東京観光にご案内するという設定で行いました。一組には車いすユーザー当事者が、もう一組は車いす利用者になる方、車いすを押す方を交代交代で行い、ガイド・案内のポイント、コミュニケーションの取り方、車いすサポートのコツ(トイレ介助の方法、砂利道や坂道でのJINRIKI走行)、安全の確保、バリアフリールートの確認、サポート対象者の意向確認そして救急救命の方法(胸骨圧迫及びAEDの取り扱い概略)までと盛りだくさんでした。
全国旅行支援の開始、訪日旅客の復活など観光地における旅客増加傾向の中、巣鴨や飛鳥山公園も大変な賑わいを見せていました。渋沢資料館の青淵文庫の中庭で芝生に座り、巣鴨名物の塩大福を頬張りながらのコミュニケーションタイムも、ベテランサポーターからのアドバイスや経験談などで話の花が咲きました。
桜の名所飛鳥山公園の緋寒桜もちらほら目をたのしませ、良い一日となりました。 次回は11月13日(日) 秋の明治神宮と新宿御苑散策の研修を行います。高齢者・障がい者の旅のサポートに興味のある方はぜひおはようトラベルのホームページからお申し込みください。