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齋藤洋司の「お遍路日記」徳島県編第2回              第12番焼山寺~19番立江寺まで(22.07.07)

(三日目)

 いよいよ焼山寺へ。朝みあげれば雨、覚悟を決めた。おにぎりを作ってもらい7時に出発。荷物を次の民宿の人が運んでくれるとの事で身軽になったが、小さなリュックと頭陀袋が肩に食い込む。滑りやすい石と階段に、足を取られながら前へ進む。アップダウンを繰り返し肩で息をしながら順調に進む。今回はうまくいったなー、ほくそ笑む。もうじき焼山寺。前回やっと登った『遍路転がし』

しかしここで落とし穴が…。地図も見ず、シール頼りに焼山寺の案内に小躍りして広い道路を歩く。車も通らず、人も歩いていない。歩いても歩いても着かない。雨はひっきりなしに降っている。遍路道を歩かず、車道を歩いたことになってしまった。途中くたびれておにぎりをほおばる。約5キロ、1時間余のロスタイム。

前回と同じ結果になってしまつた。納経所でその話をすると、けっこう間違える人がいますよとの返事。杖杉庵(衛門三郎と弘法大師が会えたところ)を過ぎ鍋岩の「スダチ庵」に泊まる。

 (四日目)

 パンの朝食を済ませ、神山温泉のほうに下ろうか考えていたら「玉ヶ峠越えの方が早く行けますよ、登り1時間我慢すれば・・・」助言に従いこの道を選ぶ。

途中で雨具を脱ぎ『山あいに 新緑光る 大師道』こんな戯れ句を作りながら歩く。車道に出てからが長かった。くたびれて休みたいなと思いながら歩いていると、軽トラックが反対車線に出て、道をふさぐように止まった。私の前に・・・。

窓から顔を出し飴玉を。お接待である。『一粒の 飴ありがたし 風かおる』

途中、屋台でラーメンを食し、大日寺についたのは13時半を過ぎていた。

(五日目)

 井戸寺へは8時ごろ着いた。テントが張られ椅子席が並んでいる。「瀬戸内寂聴」納骨式。大きな看板が出ている。時間があれば式典を見たいと思うのだが。

井戸に自分の顔が映ったのを確かめ、18番恩山寺へ向かう。地蔵越えを選択して山の中へ。途中、今夜の宿に「鮒の里」を申し込む。「素泊まりならといわれ、スパーまで連れていくのでそこで夕飯は用意して欲しい」私は、2食付きが望ましいのだが・・・。といっても、その先まで歩く気力がない。前回もここで泊まって、いろいろお世話になっているので申し込む。「スパーまで行きますが」「何でも食べられれば良いと」買い置きのパンを出してもらい夕食にする。「明日の晩も、この辺で泊まってゆっくりして、疲れをとってから20番鶴林寺へ、行ったほうが良いですよ」このアドバイスで、学校を改築した「さかもと」へ。このアドバイスはありがたかった。                

(六日目)

 立江寺の前に「7時からやっている店がありますから、そこで朝食を買って下さい」しかし店は閉まっていて食べられない。またしても朝食抜き。生名に向かう途中でコンビニを見つけ遅い朝食。道の駅「かつうら」で休憩、迎えに来てもらう。「さかもと」は上勝町に近いところにあり、林業やミカン産業で栄えたらしい。学校が廃校になり、そのまま宿泊施設にした。25畳の部屋に、一人で泊まった。

                       ユニバーサルツーリズム総合研究所 主席研究員      

お遍路に関しては(一社)四国八十八か所霊場会の資料をご覧ください。(https://88shikokuhenro.jp/shikoku88/#tokushima)                          四国お遍路の地図は下記を参照ください。                           地図蔵:四国八十八ヶ所霊場マップ ( https://japonyol.net/ohenrosan.html#close )                       次回徳島編最終回は第20番鶴林寺~第23番薬王寺です。お楽しみにお待ちください。                                                         

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