NPO法人静岡ユニバーサルツーリズムセンターに「善光寺のびんづる尊者」を拝みに行きたいのですが、同行サポートをお願いできませんかという1本の電話が入ったのは今年の夏のことでした。依頼者は静岡県内にお住いの視覚障がいのMさんで、情報メールにより障がい者の旅の同行サポートをしている組織が北海道にあることを知ったそうです。早速北海道の組織に電話をし、住まいの近くの静岡ユニバーサルツーリズムセンターの存在を知ったとのこと。
Mさんの希望はおびんづるさん参拝と毎月第二土曜日に回開催されるおびんづる市を楽しみたいというもので、ご利益があるびんづる尊者への強いこだわりが感じられるものでした。また温泉にも泊まりたいとのこと。昔取った杵柄で、旅行プランを作成、午前中お仕事があるMさんの自宅を13時に出発し、名古屋経由で松本に夕刻到着、宿泊は浅間温泉です。翌日は国宝松本城を見学ご長野に向かい、善光寺・おびんづるさん参拝とおびんづる市散策後、名古屋経由でご自宅に帰るというものです。
浅間温泉ではゆっくりと温泉を楽しみ、いいいお湯ですねえと旅の疲れを癒し、夕食は普段は飲まないというお酒を少したしなみ饒舌に。旅はいいねえ、旅は道連れと盛り上がりました。
国宝松本城天守閣では急な階段に挑戦、趣味で集めている御朱印も求めました。長野に向かい善光寺では目的のびんづる尊者とご対面、背中、腰のあたりを一生懸命さすっていました。ここでももちろん善光寺の御朱印をお願いしました。びんづる市では奥様ご所望のブドウを買い求め、門前の蕎麦屋さんで信州そばで舌鼓です。やはり本場の蕎麦は違うねえの感想で帰路につきました。サポートしてくれる方がいればどこへでも行けるね、韓国の古都慶州にも行ってみたいという一言が印象的でした。
とても気持ちよくサポートさせていただきましたMさん、ありがとうございました。また一緒に旅友達として、旅をしましょう。