東京都が推進している宿泊施設バリアフリー化推進事業のアドバイザーを務めている関係で2月2日(木)から3日(金)にかけ、八丈島の宿泊施設を見て回る機会を得ました。ご存じのように八丈島へは空の便(全日空)が羽田空港から八丈島空港へ1日3便、所要約55分で結んでいます。また海の便は東海汽船の定期便が1日1往復就航、約11時間の船旅です。最近は高齢者の旅人も多いようです。自然に恵まれたこの島は人を癒してくれる力に満ちているように感じます。
訪問した宿泊施設の中で特にバリアフリーが進んでいた二つの宿をご紹介します。
登龍荘(のぼりりゅうそう) 全室バリアフリーのこの民宿は東京都の宿泊施設バリアフリー化支援補助金を利用して6室全室をバリアフリー化して、23年1月より営業再開しました。全室に電動ベッドを1台設置し、通路上に段差は無く、車いす利用者も快適に過ごせるよう工夫されています。入浴施設も車いす利用者も利用できる左右対称のお風呂(右麻痺、左麻痺いづれの方も利用できるよう)となっています。オーナーの高齢者・障がい者への思いが伝わってきます。
八丈島には介護タクシーなど車いすのまま乗車できるタクシーが無いため、オーナーは乗車可能な車を購入したそうです。
オーナーのやさしさに包まれてのんびりと八丈島に滞在したいものです。詳細は登龍荘のホームページをご覧ください。
https://noboryusou.tokyo/
次回は八丈島ビューホテルをご案内します。